リード
「急速充電には三相が使われているみたいだけど、どんな特徴があるの?」
この疑問について解説します。
電気自動車の電気スタンドは、普通充電と急速充電の2種類が存在します。
普通充電は単相、急速充電は三相と呼ばれる電気の流れで充電可能です。
今回の記事では、三相に焦点を当て、どのような特徴があるのか見ていきましょう。
【解説】三相は急速充電に使われる!その特徴は?
先述した通り、三相は急速充電に使われます。
三相が使われるシチュエーションは、工場や産業用に使われる大型の電化製品への電気の供給です。
三相は、3つの単相が組み合わさっていて、多くの電気が送電されています。
三相は家庭用としては一般的ではなく、工場や産業用に使われる製品を稼働させる役割を担っています。
なぜ普通充電と急速充電の充電時間に差が開くのか
電気自動車の充電に急速充電を使用すると、おおよそ30分ほどで充電が完了します。
一方で普通充電では、電気の残量によりますが、4時間〜8時間ほどかかります。
なぜここまで充電時間に差が開くのでしょうか。
結論、充電に使われる電流の数が関係してるからです。
単相は単相100vと単相200vの2種類に分けられます。
単相100vは、100vの電流が1本。
単相200vは、100vの電流が2本、200vの電流が1本使われています。
一方三相は、三相200vのみ。
200vの電流が3本使われているのが特徴です。
まとめると下表の通りです。
単相(普通充電) | 三相(急速充電) | ||
名称 | 単相100v | 単相200v | 三相200v |
電流の数 | 100vの電流が1本 | 100vの電流が2本
200vの電流が1本 |
200vの電流が3本 |
このような違いから、急速充電は多くの電気が使われ、短時間での充電が実現されています。
まとめ
急速充電には三相が使われていて、おおよそ30分ほどで電気自動車の充電が完了します。
三相は、送電可能な電気の量が多く使われていることから、単相と比べ、短時間での充電が実現可能になっています。
もし、出先で短時間の充電が必要な場合は、急速充電が可能な充電スタンドを探しましょう。