リード文
「車の購入を検討しているけど、電気自動車とガソリン車、どっちの方が安く納まるの?」
この疑問について解説します。
車の購入には車体価格以外にも様々な費用がかかります。
例えばオプションなどを付けるとさらに費用が発生し、個人差は様々です。
今回の記事では、新車購入時の料金を電気自動車とガソリン車で比較します。
ぜひ新車購入時の参考にしてください。
車体だけじゃない!電気自動車購入時にかかる設備工事費
電気自動車は車体だけでなく、充電設備の工事費用がかかります。
自宅で充電をする場合、充電器の取り付けや配線、専用のブレーカーの配置などを工事事業者へ依頼し設備を整えてもらう必要があります。
工事費の目安は十数万ほどかかるため、電気自動車の購入時は設備費用も別に確保するようにしてください。
類似車種で新車購入時の費用を比較
今回は日産車の車両を例に比較してみましょう。
ガソリン車はスカイライン、電気自動車はリーフの場合です。
諸費用の内容【税金】
リーフ
スカイライン
車体価格
370.9~480.6万円
435.4~589.9万円
自動車重量税
※3年自家用車とする
免税
49,200円
自動車税・軽自動車税
36,000円
36,000円
自宅の充電設備工事費
100,000円
0円
充電カードの初期費用
1,400円
0円
合計
3,846,400~4,943,400円
4,439,200~5,984,200円
上記、注目すべきは『自宅の充電設備工事費』です。
電気自動車の場合、自動車重量税は免税となりますが、工事費で約10万円必要になることをお忘れなく。
(他の車両によっては車体価格も変わりますし、各種税金や充電設備費用なども変動しますので、あくまでも一例としてください。)
電気自動車はランニングコストで有利
電気自動車はランニングコストの面で有利と言えます。
初期費用では車体価格に加えて充電設備の工事費用が発生してしまいますが、不具合が起きない限りはその後にかかる費用はありません。
仮に100kmを走行した場合にかかる費用を比較すると以下の通りです。
ガソリン車
走行距離
100km
ガソリン単価(レギュラー)
150円
燃費
25km/L
消費ガソリン量
4
ガソリン代
600円
100km走行した場合のガソリン代
2,400円
電気自動車
走行距離
100km
充電方法
普通充電(自宅で充電)
電費
3km/kWh
バッテリーサイズ
40kWh
料金単価
30円
100km走行した場合の電気代
2,320円
もちろん車体や契約している電気プランによって電気代は変動しますが、長い目で見ると電気自動車の方が安く費用を抑えられます。
まとめ
ガソリン車、電気自動車問わず購入時には多額の出費を覚悟する必要があります。
さらに購入後にもかかる費用があるため、どちらを選ぶか乗車の頻度や最終的には好みの面で決める方もいると思います。
今回の比較を参考に、ご自身の納得のいく車体を選ぶようにしましょう。