リード
日本の電気自動車の普及率は低い水準を記録しています。
2021年の新車販売台数は240万台を記録しているものの、電気自動車の販売台数は21,139台。
割合にすると約0.9%と低い水準となっています。
なぜ日本では電気自動車の普及が遅れているのか。
その理由、例えば充電関係のインフラ整備の遅れが挙げられますが、それ以外にも様々な要因があり、一概に断定できるものではありません。
電気自動車の普及の問題については、細かく調査され公開済みの論文も複数存在します。
今回の記事では、電気自動車の普及について言及している論文(資料)を紹介します。
ぜひ興味がある方は論文を覗いてみてください。
電気自動車の普及について言及している論文まとめ
電気自動車の普及について言及している論文を3つご紹介します。
EV普及の動向と展望
電気自動車の普及に向けた課題と解決の道筋
次世代自動車普及動向の調査
EV普及の動向と展望
なぜ電気自動車の普及が進められているのか、環境面から切り込んでいる論文です。
また、日本国内に限った話だけでなく、各国の電気自動車の普及に向けた目標や施策についてまとめられています。
日本と各国の電気自動車普及に向けた活動の違いを感じ取れる論文と言えます。
論文URL:https://www.renewable-ei.org/activities/reports/img/pdf/20180627/REI_EVreport_20180627.pdf
電気自動車の普及に向けた課題と解決の道筋
イメージ図を多く用いている資料です。
論文は文字ばかりになってしまいますが、こちらの資料はイメージ図を使いながらまとめているので頭にスッと入ってくる資料と言えます。
まずはこちらの資料から目を通すと、素早く理解できるのではないでしょうか。
論文URL:https://www.esisyab.iis.u-tokyo.ac.jp/symposium/20200804/20200804-02.pdf
次世代自動車普及動向の調査
令和3年に発表された論文で、先に紹介した論文(資料)と比較して新しいものになります。
市場の動向や新車販売台数はもちろん、普及に向けた施策や今後の普及に向けた影響(課題)についてまとめられています。
記事URL:https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2020FY/000415.pdf
まとめ
電気自動車の普及には様々な問題があります。
充電関連のインフラの整備が行き届いていなかったり、充電に関する技術面も要因の1つです。
様々な要因は1つずつクリアしていくしかありませんが、どのような問題によって普及が滞っているのか。
論文を覗いてその原因を知ってみると、面白い発見があるかもしれません。