リード
「電気自動車の充電ってどれくらいの電力が必要なの?」
「電気代とか充電時間のコストも高いんじゃないの?」
この疑問について解説します。
電気自動車を駆動するために充電は欠かせません。
充電には多くの電力を使いますし、電気代や充電時間といったコストもかかります。
今回の記事では、電力とは何か。
そして、充電時間や電気代について解説していきます。
電力とは
電力とは、電気が1秒間に行える仕事のことを言い、単位は「W(ワット)」で表します。
ここで言う仕事とは、電気が家電を動かすことだと捉えてください。
電力は、電圧(v)と電流(A)を掛け合わしたもので、1時間(h)に使う電気量を「kWh」で表します。
充電に必要な電力と時間
一般的な普通充電の設備における必要電力と時間は、以下のようになります。
出力:3kW(200v×15A)
充電時間:1時間
充電量:3kWh(3kW×1時間)
以上の情報をもとに、充電時間を計算してみましょう。
例えば、40kWhバッテリー搭載の電気自動車を充電するとして、バッテリー残量が20%の場合の充電時間は以下の通りです。
まず、充電に必要な電力を求めると「40kWh×80%=32kWh」になります。
ここから充電時間を計算すると「32kWh÷3kWh=約10.6時間」となります。
充電にかかる電気代は?
自宅で充電する場合、一般的には1kWhで20〜30円です。
仮に40kWhバッテリー搭載の電気自動車をフル充電すると、800〜1,200円ほど電気代がかかります。
電気代を抑えるには深夜電力を使おう
電気代を抑えたい場合は深夜電力を使いましょう。
深夜電力とは、普段から使っている電気回線とは別に契約できる電気プランです。
電気代を節約したい方は、現在契約している電気会社へ、深夜電力の契約について問い合わせしてみてはいかがでしょうか。
その際に、用途(電気自動車の充電)を伝えると、スムーズに話が進むかもしれません。
まとめ
電力とは、電気が1秒間に行える仕事のことです。
電気自動車の充電の話題で頻出するワードなので、ざっくりでも覚えておくと良いでしょう。
電気自動車の充電時間は10時間強かかり、電気代は800〜1,200円ほどかかります。
充電は、夜間に行うことが多くなると思いますので、深夜電力を契約して、電気代の節約をオススメします。