リード文
「自宅で電気自動車の急速充電ってできるの?」
この疑問について解説します。
電気自動車の充電は普通充電と急速充電の2種類に分けられます。
普通充電はフル充電に10時間以上要しますが、急速充電は30分で80%ほどの充電が可能です。
両者を比較すると、充電時間に差があることは一目瞭然であることから、自宅で急速充電を検討したいと考えている方もいるでしょう。
今回の記事では、自宅で急速充電が可能なのか?に着目して解説していきます。
結論 自宅では10kW超での充電は不可能!その理由とは
自宅では10kW超での充電は不可能です。
その理由は、急速充電は10kW〜50kWの大きな電力を必要としますが、一般家庭の電源は、ここまで大きな電力供給を目的に作られていないからです。
例えば二人暮らしの一般家庭では、1日の電気使用量は10.5kWhとされています。
それに加え急速充電を実現しようとすると、多くの電気を必要とし、ブレーカーなどはショートします。
自宅に設置可能なのは普通充電
自宅に設置可能なのは普通充電です。
急速充電は設営に数百万、場合によっては1,000万を超えることもあります。
さらに一般家庭では扱いきれないほどの電気の量を使用します。
このように費用面、設備運営面を考慮すると自宅での急速充電は非現実的で、普通充電の設置がメインです。
急速充電をしたいのであればパブリック充電を利用する
急速充電をしたい場合はパブリック充電を利用しましょう。
パブリック充電とは、利用料を支払うことで誰でも使える充電器のことです。
パブリック充電は、コンビニやサービスエリア、行政機関など様々なエリアに設置しています。
もし外出先で充電する機会があるのであれば、パブリック充電を利用するのも良いでしょう。