リード
「電気自動車の充電プラグって、本数とか形が違うけど何でなの?」
この疑問について解説します。
電気自動車の充電には、普段使っている家電とは違い、多くの電気が必要です。
使用する電気の量が変わると、専用のコンセントやプラグが必要となり形も変わります。
今回は、なぜコンセントやプラグの形が変わるのか。
どのような基準に則っているのかについて解説します。
電気自動車の充電用コンセントは日本配線システム工業会規格に準拠している
電気自動車の充電用コンセントは、日本配線システム工業会規格に準拠しています。
日本配線システム工業会とは、配線器具に関する調査や研究などを行う団体のことです。。
この団体は、電気自動車の充電設備施工のガイドラインを所有しています。
ガイドラインには、使われる電圧やアンペア数によって、使うべきコンセントの基準が定められています。
なぜこのような基準が設けられているのかというと、『安心・安全』に電気を利用するためです。
電気は肉眼では捉えにくく、どのくらいの量が流れているか、素人では判断できません。
コンセントプラグの形状を変えることで、それを直感的に分かりやすくしているのです。
電気自動車用のコンセントプラグもこの基準に則って作られており、それ専用のものを用いることでのみ、充電が可能になります。
使うコンセントにってプラグの本数も形も変わる
電気自動車のコンセントは、使われる電流の量によって差し込み口が変わります。
もちろんそれに伴い、プラグの形も変わってしまいます。
定格充電電流が6Aを下回る場合は、「一般回路」のコンセントを使用します。
定格充電電流が6Aを上回る場合は、「専用回路」のコンセントを使用します。
このように、それぞれに適したプラグを使用する必要があるのです。
まとめ
電気自動車の充電用コンセントは、日本配線システム工業会の規格に準しています。
また、使用する電流の量によってコンセントの形は異なり、プラグもそれに準じたものを使用する必要があります。
コンセントの形や使われる電流など、普段であればそこまで意識する必要はありません。
ただし、自宅に充電環境を整える場合に限っては、業者への確認をオススメします。