リード
「電気自動車の充電、その電源には単相と三相があるみたいだけど、何が違うの？」
この疑問を解説します。
電気自動車の充電は、単相と三相に分けられます。
シチュエーションによってどちらを選ぶか変わりますが、どちらでも電気自動車の充電は可能です。
今回の記事では、なぜ2種類の充電環境があるのか。
そして、どのような場面で使い分けられるのかを解説していきます。
電気自動車の充電器には2種類ある
電気自動車には、普通充電と急速充電の2種類があります。
普通充電は単相と呼ばれる電気交流を使い、急速充電は三相と呼ばれる電気交流を使用しています。
「どちらでも充電できるのであれば、2種類に分ける必要はないのでは？」
そう疑問に思った方もいるのではないでしょうか。
実は両者には明確な違いがあり、電気自動車の充電時間に大きな差が生まれます。
では、どのような違いがあるのか見ていきましょう。
単相と三相の違いとは
単相と三相の違いは、電圧の違いや使われる場所などが挙げられます。
では、具体的な特徴について触れていきましょう。
単相の特徴
単相に使われる電圧は100vまたは200vです。
さらに200vは、単相200vと三相200vに分かれています。
単相は、自宅や小規模な事業所など、多くの電量が不要な場面での使用がメインです。
単相で電気自動車を充電する場合、おおよそ8時間ほどで充電完了すると言われています。
このような特徴から、自宅で充電スタンドの設置は、単相の普通充電が主流です。
三相の特徴
三相に使われる電圧は200vです。
先述した三相200vはここで使われます。
三相は、工場や商業施設など多くの電力が求められる場所での使用がメインです。
三相での充電は、30分ほどで80%の充電が完了することから、急速充電と呼ばれています。
このような特徴から、急速充電の受電スタンドは、SAやショッピングモールなどでの設備が主流です。
まとめ
電気自動車の充電は、単相と三相の2種類の電源があります。
単相は普通充電に、三相は急速充電に使用されます。
前者は充電完了におおよそ8時間、後者は30分で80％の充電が可能です。
両者の違いを抑え、計画的に電気自動車の充電を行いましょう。
